hist008
戦争のために来日した夫を追って(29歳および42歳)
ナム・オップンさん
(女性 77歳)
足跡:韓国慶尚南道→1)川崎、→2)川崎・埼玉・千葉
 

〈追分が一番〉
 現在、川崎市川崎区追分に住んでいる。川崎が最高。川崎より住みやすいところはない。桜本、池上町は在日が問題を起こすと警察に連れて行かれるから追分が一番。
 *テープ再調査

 
<音声データなし>
 
 22名の語り手の方々のことばです:
炭鉱労働の傷あと
夫がハンサムだから苦労が目に見えてた
戦争中、子供を連れて逃げた
解放後、浮いたまんまになった
みそ・しょうゆ作り
字が読めないから人を信じなきゃ仕方ない
九州に徴用された夫について来日
川崎より住みやすいところはない
募集に応じて日本へ
歌うどころじゃなかった
親同士で結婚を決められちゃって泣いたよ〜
年がいって、韓国人が恋しくなる
徴用されないよう、十四歳で結婚した
嫁に来たとき、言葉もわかんないし、何も知らなかった
いま考えれば人間じゃなかった
赤紙が来た
植民地になったのを、忘れはしないけど許すことはできる
日本の戦争、朝鮮動乱。私は本当、戦争犠牲者。
泣いたよ、イルボン行くときは
日本にあこがれていた
キムチは買ったことがない
朝鮮人を犯人扱いするとは何ごとか!