メルマガ第7号

2009 年 6 月 28 日 admin

川崎在日コリアン生活文化資料館 メールマガジン 第7号
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 川崎在日コリアン生活文化資料館 メールマガジン 第7号
 2007年3月21日(水) 発行:資料館運営委員会メルマガ担当

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2006年4月、「川崎在日コリアン生活文化資料館」が開設されました。 これにともない、資料館の主役であるハルモニやハラボヂたちと、資 料館をオンラインで訪れる人、資料館づくりを支える人びとをつなぐ コミュニケーションの手段として、メールマガジンを発行しています。

《第7号内容》
1.川崎在日コリアン生活文化資料館ヴァージョンアップ作業中!
 ・常設展示室および資料室
2.ハルモニ、ハラボヂの近況と交流レポート
 ・語り部の会
3.みんなの声
 ・ハルモニと行く沖縄 体験記(抄)
4.平和と歴史を考える博物館めぐり
 ・アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」
□■□ 生活文化資料館ヴァージョンアップ作業中 □■□

川崎在日コリアン生活文化資料館が、最近ぐっとパワーアップしまし た。今回のバージョンアップは、常設展示室を中心に、資料室そのほ かのコーナーにも幅広く手が加えられています。これからさらにつめ るところもありますが、おおよその形が整いました。ぜひ一通り見て みてください!
アップされた主なポイントは次のとおりです。

□常設展示室
〈主展示の内容を一新〉
今までの「かわさきのハルモニ、ハラボヂ──在日コリアン生活史」 パネル展は資料室に移動し、新たに、「ハルモニ・ハラボジのすむま ち かわさき」パネル展が主展示の目玉になりました。貴重な写真を ふんだんに使っており、ハルモニ、ハラボヂの現在・過去・未来に思い 馳せるヒント満載の企画です。 16枚のパネルをしめくくる次の文章に、「ハルモニ・ハラボジのすむ まち かわさき」づくりの原点があると思います。 「辛かったけれど、かけがえのない人生を振りかえり、その生活史を 世代を越えて共有共感する作業を通じ、在日高齢者の豊かな老いの 今を保障したいと心から願います」
〈世代間交流事業報告(2006)をアップ!〉
8月におこなわれた夏の集中聞き書き事業と、11月の在日一世と行く 戦跡めぐり・沖縄のたびの二本柱から成る、2006年度事業報告です。

その1=夏の集中聞き書き事業
・語り手22人のプロフィール
一人ひとりについて、写真・移動地図・語りの抜粋でまとめました。 何人かの語りの肉声を聞くこともできます。

・キム・ソンテさん生活史
夏の聞き書きで話してくれたある一人のハルモニの半生を1冊の伝記 風にまとめました。この企画は順次蓄積していく予定です(ともに担っ てくれる人募集中)。

・聞き手の感想文
聞き役になった参加者のうち15人が感想文を寄せてくれました。聞き 書きの場の臨場感が伝わると思います。

その2=在日一世と行く戦跡めぐり・沖縄のたび
・訪問の目的、日程、参加者名簿、記録写真
今回の旅の概要です。

・参加者の感想文
一部をメルマガ本号「みんなの声」コーナーで紹介します。沖縄側参 加者の、渾身のパワーをこめられた?ページも必見です。

・資料
4つの訪問地について、同行者の鈴木さんが解説しています。本メル マガ管理人のイチオシです。

□■□ ハルモニ、ハラボヂの近況と交流レポート □■□

去る3月15日、東京は南麻布にできた在日韓人歴史資料館を、総勢18 人のハルモニ、ハラボヂと、スタッフ、ボランティアおよび有志が 訪ねました。このときのもようを、有志参加者Sさんが同行記にまとめてくれました。
    * * *
 まちなか交流センターでのウリハッキョやトラヂの会に遊びに行く 折に、ハルモニ・ハラボジ達がご自身の人生を話してくださることが ある。今回、語り部の会があるということで、合流させていただいた。  麻布の資料館は図書などの資料室と、展示とに大きくは分かれてい るようだったが、今回参加されたハルモニ達は特に、昔の生活を復元 させたようなバラック小屋や生活用品、模型(ジオラマ)の前でそれ ぞれが話し始め盛り上がったようだったし、歌集の展示場所では予想 通り皆で歌い始めた。  結婚式の様子を小さな人形で再現したものや、寝る時に部屋におい て家族で使ったという陶器の「おまる」を前に、それぞれのハルモニ が、それぞれ昔の自分や親族などを思い出していたのだろうか、『ウ チではこれをこうやって使って・・・』『ウチではこれはしなかった』 など、たくさん話していらした。 「在日」「ハルモニ」と一言で言っても、日本に渡ってきた時期や 生活してきた場所、家や家族で少しずつ生活の中身は違うだろうが、 キーワードとなる〝物〟が目の前にあるためか、話すハルモニたちも 自然と言葉が出てきた様子だった。また、聞く側もイメージしやすかった。  思わずこちらが涙してしまうような話が出るかと思ったが、予想に 反して皆さん楽しそうにされていたようだった。ただ、『(これまで の自分の歴史を)全部話すって言ったって、全部吐き出すのは大変だょ』 と、あるハルモニがおっしゃっていたのが印象的だった。  自分自身は学生時代、歴史の教科は苦手だったが、ハルモニ・ハラ ボジ達にお会いし、歴史、は過去のことではなくて、いまにつながっ ているんだなあ、とつくづく感じている。一世の方々から直接お話を うかがえる時間は、やはりそう多くはないのだから、一人ひとりの人 生経験からつむぎだされる〝言葉〟を大切にし耳を傾けていきたい。 今後もトラヂの会やウリハッキョに遊びに行き、皆さんからたくさん のことを教えていただきたいと思う。
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ハルモニたちに好評だった在日韓人歴史資料館ツアー企画は、続編も あるかも?(担当者談)とのことです。 このほかにも4月はおおひん地区春の祭りでの舞台出演や野遊会など を予定しています。さしあたり、3月のふれあい館高齢者事業予定は 下記URLをご覧ください▽
http://www.seikyu-sha.com/fureaikan/kandayori/200703/0703fureaikan-yotei.htm
□■□ みんなの声 □■□

現役大学生の目線で見たハルモニたちと沖縄のすがた、そして自分。
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ハルモニと行く沖縄 体験記 ★ 飯島彩音さん

 気がついたら木々がすっかり茶色になって、落ち葉を踏まずには銀 杏並木を通れないことに、ふと気づきました。ほんの一週間前間まで、 緑まぶしい沖縄にいたのに・・・と思うと、妙に懐かしくなります。  一週間前、厳密に言うと11月22日から、24日まで。私は川崎の在日 韓国・朝鮮人一世のはんめ(おばあちゃん)達と一緒に、沖縄へ行っ ていました。はんめ達が、沖縄の「おばあ」と交流し、ガマ(防空壕) などの戦争体験を聞く旅についていったのです。  戦前から続く差別体験を、彼女たちがどのように共有するのだろう。 そこに何が生まれるのだろう。それが見てみたくて、気がついたら参 加のお願いをしていました。・・・ただ、あったかい沖縄に行きたかっ たという説もあるけれど・・・。
 
★はじめてあった「はんめ」達
 羽田の待ち合わせ場所で、はんめ達と会いました。最初は、「はじ めまして」と、「よろしくおねがいします」しか言えなかった。  なにも考えないで、なんにも知らないで来てしまった。はんめ達を 見て、初めてそう思った。そして、自分がどういう存在でいればいい んだろうって、思った。  でも、そんなのお構いなしのはんめ達は、いい意味で私を空気のよ うに当たり前に迎えてくれました。飛行機の中でも、たくさんおもち やら、おすしやらをおすそ分けしてもらって、となりのはんめに寄り かかって寝てしまっていた私。おかげで仲良くなれました。
(以下略)

続きは資料館サイト沖縄報告のページでご覧ください。▽
http://www.halmoni-haraboji.net/exhibit/report/200611okinawa/iisima.html 
□■□ 平和と近代史を考える博物館めぐり □■□

今回取り上げるのは、早稲田奉仕園と同じ敷地にあるアクティブ・ ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)です。生活文化 資料館サイトを担う三浦さんが行ったと聞いて、感想を尋ねました。 「wamに行ってみて思ったのは、バーチャル次元だけの資料館だけで  は十分でないかな、ということ。wamではそこに実際に素材があり、  人が集まって活動する空間がある。モノのある場所をおくことの意  味を改めて考えた。」

wamは、ジャーナリストであった故・松井やよりさんの遺志を受け継 いで、戦時性暴力の実態を記録し、このような過ちが二度と繰り返さ れないよう、女たちの活動拠点として建設された小さなアクティブ・ ミュージアムです(115平米ほど)。ときどき企画展やイベントがあ ります。 前に管理人が訪ねたのは、盛夏の午後であったためか、周辺だけでな く建物内もひっそりとしていて、2階の奥ばった部屋に進むのにどこ かコソコソしてしまいました。しかしwamのスペースに一歩踏み入るや、 もと「慰安婦」であったゲストを迎えての催しがあったその日、なる ほど「アクティブ」という名に納得の熱気を感じました。「性暴力に 苦しみながらも生き抜いてきた女性たち一人一人の存在と人生に出会 い、学び、考え、語り合い、そして行動を起こしていく」(wamホー ムページ)、それをアクティブ・ミュージアム運動というそうです。

□ミニ案内□
アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」
TEL.03-3202-4633

開館  水・木・土・日曜日 13時~18時
        金曜日       13時~20時
    (月・火曜と祝日、年末年始は休館)
入場料 18歳以上 500円 ほか

JR山手線・西武新宿線高田馬場駅より徒歩20分/バス12分
地下鉄東西線早稲田駅より徒歩5分

詳しくは下記URLを参照のこと
http://www.wam-peace.org
□■管理人より■□ 
3月はどこも年度しめくくりの季節。2006年度は川崎在日コリアン生 活文化資料館が開館され、数次のバージョンアップも実現した、始ま りの1年でした。運営委員ならびに諸事業参加者のみなさん、おつか れさまでした。声援やご協力くださった方々、ありがとうございます。 2007年度は知恵と手を合わせて、さらにステップアップをしていきま しょう!

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◎発行者 川崎在日コリアン生活文化館メルマガ担当(管理人 橋本)
 〒210-0833 川崎市川崎区桜本1-5-6
 川崎市ふれあい館   ℡044-276-4800 fax044-287-2045

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