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ハルモ二が家で一人で絵を描いた 

2010 年 2 月 8 日 edt01sz

 2月2日のウリハッキョに、一人のハルモ二が、自宅で一人で描いた絵を数枚持って

来て、みんなに見せてくれた。それらは、精魂こめて描いたであろうことが一目で分かる、なんともいとおしい描きかたの絵たちであった。

 彼女たちと絵を描き始めて、3年半、この日の来ることを心待ちにしていた。やっと、その日が来て、本当に嬉しい。

 というのは、ウリハッキョで絵を描くようになった理由のひとつに、一人暮らしの寂しさをなぐさめてくれる趣味をハルモニたちが、ひとつでももてたらどんなにいいかと思っていたとき、出合ったのが、だれにでも描けるキミ子方式によるお絵かきだった。

ウリハッキョでのお絵かきは、月一回、休むことなく続けられて、ハルモニたちは、実に伸び伸びと、そして個性豊かな絵を描き、「絵を描いたことなど一度もないから、難しい」とかなんとか言いながら、絵のある日を楽しみ待つようになった。

 しかし、家で描いてみようというハルモニの出現はなかった。しばらくして、気づいた。これまでの人生、お稽古ごとをしたり、自分の楽しみのためにお金をかけたりすることなど全くなかったハルモニたちにとって、お絵かきの諸道具をどこで買えるのか分からない、分かったとしてもそんなことにお金をかけるなんてできない、というのがハルモニたちの気持ちだということに気づいたのた。

 それなら、ウリハッキョからプレゼントしようということになり、昨年末、クリスマスプレゼントとして、一式をプレゼントした。

 ハルモニたちは、自分用の筆や絵の具を手にして、たいそう喜んでくれたが、家で一人ではかけない、と寂しそうに言う。なぜかと問うと、ウリハッキョでは、みんなと一緒に、共同学習者にいろいろ聞きながら描くからできるけど、家に帰ったら、もう覚えていないから描けないと。

 道具を渡して、「これがあれば、家でかけるでしょう」という突き離した態度であったことを指摘された想いで、次なる方法を考えた。

 すでに一度描いたことのあるテーマ(今回は「もやし」)を再度描き、描き終ったあと、描く順や描き方をていねいに図解してある印刷物をコピーして、「今日、描いたもやしはこんなふうに描けば、一人でもかけるでしょう」と話しながら、各人に手渡した。

e88ab3e5ad90e7b5b5 それが、今回のハルモニの行動にやっとつながった。私たち、共同学習者は、いつもハルモニたちの身になっていろいろ考えているつもりで、そうではないことを、こんなことを通じて痛いほど教えられる。気づくまでに道は遠かった。ハルモニ、ごめんね。

一人のハルモニに刺激を受けて、少しずつでもいいから、自宅でのお絵かきを楽しんでくれるハルモニがふえることを願っている。

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