メルマガ第12号

2009 年 9 月 2 日 edt03ht

川崎在日コリアン生活文化資料館メルマガ第12号
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 川崎在日コリアン生活文化資料館 メールマガジン 第12号
 2007年11月21日(水) 資料館運営委員会メルマガ担当発行

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2006年4月、「川崎在日コリアン生活文化資料館」が開設されました。これにともない、資料館の主役であるハルモニやハラボヂたちと、資料館をオンラインで訪れる人、資料館づくりを支える人びとをつなぐコミュニケーションの手段として、メールマガジンを発行しています。
《第12号内容》
1.ハルモニたちのドキュメンタリー映画を制作中
2.みんなの声
    ・夏休み協働プログラムに参加した飯島さん
3.平和と歴史を考える博物館めぐり
    ・在日韓人歴史資料館(東京都港区)
□■□ ハルモニたちのドキュメンタリー映画を制作中! □■□ 

映画づくりを学んでいる学生さんたちが、トラヂの会のハルモニ、ハラボヂたちを作品にします。ミシンかけが得意なハルモニ、歌が上手なハルモニ、渡日にまつわる武勇伝があるハルモニほかをこの秋追いかけ続け、12月に完成予定です。今回は、ハルモニたちのおなじみになった石原たみさんに、制作日誌をよせていただきました。
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                         石原たみさん
私は、『日本映画学校』という映画制作を学ぶ学校に通っています。現在、トラヂの会に通うハルモニ達を主人公にした、ドキュメンタリー映画を作っています。この夏から、トラヂの会に参加をして、ハルモニ達をビデオカメラで記録しています。彼女達の生きてきた人生は波乱万丈で、そして同じ時代の中でも、1人1人が様々な事を思い、選択し、今に至っています。全てを盛り込む事は難しいですが、彼女達のたくましい生き様を、映画を通じて伝えたいと思っています。只今、編集真っ最中です!日々パソコンに向かい、奮闘しています。
□■□ みんなの声 □■□ 

8月に行われた生活史聞き取り協働作業に参加したみなさんの感想文を、前号より続けてお届けします。感想文をいただいたのは9月でしたが、発行がゆっくりペースで今になりましたが、懲りずに次号まで続きます。(基本的に、語り手のお名前以外はお寄せくださったまま載せています)

◎飯島彩音さん

 Kさんのお話に何度も出てきた言葉。「時代だから」「運命だから」「特別な苦労はしていない」 何度も繰り返されるこの言葉。「この方は、本当に必死に生きてきたんだな」と感じた。その時々、大変な思いをしてきて、それでもがんばらなければいけない自分を、上のような言葉で奮い立たせてきたんだろう。
 心の片隅では、ちゃんと自分が苦労してきたこと、がんばったことを認めているように思えた。それでも、自分の境遇を全身で受け止めて、前に進もうとするからこそ、自分を上のような言葉で説得して、歩き続けてきたんだろうと思った。
 Kさんは「時代だ」と自分に言い聞かせて歩いてきたけれど、やっぱり、「朝鮮人」という境遇が大きく影響しているのは疑いのない事実だと思う。私の祖母はKさんとほぼ年齢は変わらないけれど、働きに出てなどいないと思う。旦那さんを早くになくしているけれど、仕事に追われたことなどないだろう。
 私がなにより悲しくなったのは、Kさんの子どもたちに対する「悪いねぇかまってあげられなくて」という話を聞いたときだった。Kさんは悪くないのに・・・。もちろんKさんのお子さんたちには、Kさんの思いは伝わっているのだけれども、Kさんがそのように負い目を感じなければならないことが、私には悲しかった。
 Kさんや旦那さんの生活が、「朝鮮人」というところに押し込められていたからこそ、貧しかったし、働かなくてはならなかったと、私には感じられたのだ。
 苦しい経験をしてきた在日韓国・朝鮮人の方自身が、「時代」や「運命」のせいにしてきたこと、その原因が本当はなにに起因しているのかを、私はしっかりと見定めなくてはならない。もっと子どもたちとの時間も取れたかもしれないKさんの生活を、仕事尽くしにしたのは、旦那さんの病気のせいだけじゃないはずだ。そんな社会構造を見直す意味でも、Kさんのお話を大事にしていきたいなと思った。
□■□ 平和と近代史を考える博物館めぐり □■□

今回取り上げるのは、日本に戻って「在日韓人歴史資料館」です。同館は2005年11月、各種資料の保存と展示を通じて在日の歴史を後世に伝えていくことを目的に、東京の韓国中央会館別館に開設されました(同館HPより)。この夏、リニューアルしたところです。3月にトラヂの会でハルモニたちが同館を見学したとき、そこにあったモノを見ては懐かしい話で盛り上がったそうです。行ってみて納得。在日一世の方々が実際に使っていたと思われる品々が、きれいに、それも生活のリアリティを再現するように並んでいます。さりげなく部屋に置かれたヨガン(おまる)の存在感もまた、格別です。おそらく、同館の展示品が「同胞からの寄贈によるもの」であり、寄贈者とその家族の歴史や背景を感じさせる説明書きが添えられているおかげで、彼女たちの生への敬意ある空間が生まれ、当事者の語りを引き出すのでしょう。

□ミニ案内□
在日韓人歴史資料館

開 館 10時~18時(展示室への入館は17時30分まで)
休館日 日祝日/月曜日(祝日の場合は翌火曜日も)/年末年始
東京都港区南麻布1-7-32 韓国中央会館別館(受付3F)
連絡先 TEL: 03-3457-1088、050-3580-0587 
東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅 2番出口から徒歩3分 

▽ホームページもなかなか充実しています!
http://www.j-koreans.org/intro/intro.html

今号はミュージアム関連でもう1件。今月の「ふれあい館メールマガジン第38号」のメルマガ限定お楽しみ企画『裵重度館長の今月のお勧め』で、ふれあい館の裵館長が、韓国の釜山にある「釜山近代歴史館」を紹介されています。限定企画なので、ここで全文は書きませんが、読んでみたい方がいたら管理人にお知らせください(mag-admin@halmoni-haraboji.net)。また、本メルマガ読者の皆さんの知っているおすすめ博物館があったら、ぜひ教えてください。このコーナーで広くご紹介させていただきます!
□■管理人より■□ 

18日は桜本商店街のお祭りで、ふれあい館でもこどもたちやトラヂ会などがいっしょにプンムルパレードほかに出演しました。管理人は行けなかったけども、楽しい1日だったと聞いて、来年は!と思い新たにしています。資料館サイトの充実と関心を持つ人の輪を広げるため、ご意見や情報提供をお待ちします。文面・お名前をメルマガ上で公開してほしくない場合は、その旨明記してください。

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◎発行者 川崎在日コリアン生活文化館メルマガ担当(管理人 橋本)
 〒210-0833 川崎市川崎区桜本1-5-6
 川崎市ふれあい館   ℡044-276-4800 fax044-287-2045
 http://www.halmoni-haraboji.net

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